ダービーで狙える穴馬は「皐月賞組2頭+トライアル組1頭」で決まり! (4ページ目)

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  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 今年、このパターンに当てはまりそうな馬は2頭いる。皐月賞3着のダンビュライトと、4着のクリンチャーだ。前者は12番人気、後者は13番人気で健闘したが、ダービーでもその人気が大きく上がることはなさそうだ。

 それでも、ダンビュライトは名手・武豊騎手がそのまま鞍上を務め、比較的オッズは低くなるかもしれない。であれば、より穴馬にふさわしいのは、クリンチャーだ。

 同馬はデビュー戦こそ12着と惨敗したものの、その後は2連勝して皐月賞でも好走した。1月にデビューしたばかりで、まだ底を見せていない、とも言える。3走目のすみれS(2月26日/阪神・芝2200m)では、2着にコンマ7秒差をつけての圧勝劇を披露し、距離延長もプラスに働きそう。大観衆をアッと言わせてもおかしくない。

 ここまで「皐月賞組」を中心に取り上げてきたが、最後に別路線組からの"惑星"候補を探してみたい。

 今年は、青葉賞を快勝したアドミラブルが話題となっているが、過去の歴史を見ると、青葉賞の2着以下にも十分注意したほうがいい。

 例えば、2014年のダービーで12番人気ながら3着と穴をあけたマイネルフロスト。こちらは、青葉賞6着からの参戦だった。その前年、8番人気で3着入線を果たしたアポロソニックも、青葉賞2着から挑んだ1頭だった。本番と同じ舞台を経験しているから、「青葉賞組」からは勝ち馬以外の激走も多い。

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