ダービーで狙える穴馬は「皐月賞組2頭
+トライアル組1頭」で決まり!

  • text by sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 過去10年の結果を見てみると、基本的には「皐月賞組」が強い。そこから、穴馬券を狙ううえでは、ふたつのパターンが考えられる。

 ひとつ目は、皐月賞で人気になりながら凡走し、人気を落としたダービーで巻き返すパターン。皐月賞はテクニカルな中山競馬場が舞台とあって、若駒の場合、ちょっとしたことでまったく力を出せないケースがある。しかし、そこで得ていた評価は間違っておらず、ダービーできちんと本領を発揮する馬が多くいる。

 例えば、2015年の3着馬サトノクラウン。同馬は、皐月賞では1番人気に推されながら6着に敗れたが、ダービーでしっかりと巻き返した。また、2009年に1、2着となったロジユニヴァースとリーチザクラウン。皐月賞では前者が1番人気、後者が2番人気だったものの、それぞれ14着、13着と大敗を喫した。しかし、ダービーの舞台で名誉挽回を果たした。

 より大きな穴馬券をもたらしたのは、2011年に8番人気で3着と健闘したベルシャザールだ。皐月賞では3番人気の評価を得ながら、11着と大敗。そのため、ダービーでの評価は急落したが、やはり力上位の存在だった。レースは1番人気のオルフェーヴルが勝利したものの、2着にも10番人気のウインバリアシオンが入って、3連単は10万円を超える高配当となった。

 そして今回、同様のパターンで面白そうなのは、カデナである。

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