2017.05.22

激論のすえ決定! ダービーを暗示する
「3歳牡馬ランキング」最終版

  • text by Sportiva
  • photo by Murata Toshiyuki

 5位は、皐月賞2着のペルシアンナイト。同馬も皐月賞の好走により、圏外からのランクインを決めた。マイラー色が強く、距離が伸びるダービーでも上位争いできるかどうかが不安視されている。

市丸氏
「ペルシアンナイトの父ハービンジャーは、産駒がGI未勝利で、ダービーを勝つまでの底力は感じられません。母系もどちらかと言えば、2000mまでの実績しかなく、アルアインに比べると凡走する可能性が高いかもしれません。ただし、ここまでのレースぶりが非常に堅実で、ダービーでも2、3着なら十分にあり得ると思います。今年のような混戦の年は、別路線から来る馬の人気が高まります。そういう意味では、この馬あたりが人気の盲点になるような気がします」

 ランク外ではあるが、僅差の6位にサトノアーサー(牡3歳/父ディープインパクト)が入った。皐月賞で上位を独占した池江厩舎の”第3の矢”となるが、厩舎としてはダービーの本命は「この馬」と見込んでいるという。

吉田氏
「テンションが高かった毎日杯(3月25日/阪神・芝1800m)では、最後方で折り合いに専念。勝負どころで外を回りながらも、勝った皐月賞馬のアルアインとはコンマ1秒差。単純な脚比べでは、こちらの決め手のほうが上、と判断できそうです。当初、きさらぎ賞→皐月賞→ダービーと想定していたローテーションが、きさらぎ賞→毎日杯→ダービーとなったことがどう作用するかわかりませんが、そもそも爪や脚元の具合と相談しながらのレース選択を強いられ、前向きな気性面も考慮すれば、およそ2カ月の間隔が空くことは決してマイナス材料にはならないと思います。32~33秒台の上がりをマークしているように、世代トップクラスの末脚は東京の舞台でこそ映えそう。あとは、初の長距離輸送をクリアすれば、大仕事を遂げてもおかしくありません」

 混戦のまま迎える”戦国ダービー”。世代の頂点に立つのは、どの馬か。ゲートインが待ち遠しい。

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