オークスの行方がついに見えた!「3歳牝馬ランキング」最終版を発表 (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Murata Toshiyuki


吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「栗東トレセン(滋賀県)の滞在はなく、関東馬が阪神JF→チューリップ賞→桜花賞のローテーション。この長距離輸送3連発が、桜花賞では重箱の隅をつつけば......という程度の不安点でしたが、その影響が少なからずあったのかもしれません。チューリップ賞から中5週で時計を出したのが、当週と1週前追いの2本だけというのもさすがに少なかったですね。

 蹄(ひづめ)が大きいとはいえ、血統や走法からは道悪はこなせるタイプで道中の走りは問題ありませんでした。道悪を敗因にするのは簡単ですが、走破時計を踏まえれば、それだけを理由にするのは危険かと思われます。満を持して直線を向いたにもかかわらず、追い出してから内へモタれ気味にふらついていたことを考えれば、チューリップ賞の出来にはなかった、ということが本当の敗因でしょう。

 今度は中5週で"ホーム"の東京競馬場。4月30日には美浦トレセン(茨城県)の坂路で4F56秒1をマークしており、桜花賞の1、2着馬より早い始動は巻き返しへの意欲の表れ。折り合い面、体形からして距離は問題なく、オークスの舞台なら全能力を発揮できるはずです」

3 / 7

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る