2千万馬券も飛び出すヴィクトリアマイル。波乱の使者はこの3頭だ (4ページ目)
同馬は、前走の福島牝馬S(4月22日)を勝利。キャリア3つ目の重賞タイトルを手にしたが、同レースのメンバーレベルを疑問視する声もあり、GIの舞台となる今回はそれほど人気が上がりそうにない。
だが、ブラボーデイジーやケイアイエレガントの例を見れば明らかなように、重賞勝ち馬を無視するのは禁物。ウキヨノカゼが善戦する可能性は大いにあるはずだ。
ちなみに、このパターンの馬が2着に好走した場合、3着にも伏兵馬が突っ込んでくる確率が高い。2009年には7番人気のショウナンラノビアが3着となり、3連単は8万580円の高配当となった。そして、2015年には3着にも18番人気のミナレットが入って、3連単は2070万5810円というGI史上最高配当がついた。
さて、ここまで2頭の伏兵候補を挙げてきたが、それでもふた桁人気になるほどの低評価にはならないだろう。そこで、より大きな穴を狙いたい人のために、再度過去の結果を見返してみると、1400m以下を主戦とした馬の好走が目立つ。
わかりやすいのは、連覇を飾ったストレイトガール。同馬は、GIスプリンターズS(中山・芝1200m)の覇者でもあり、1200mのスプリント戦が主戦場だった。また、2008年の勝ち馬エイジアンウインズも、1400mまでのレース経験しかなかったものの、初のマイル戦であのウオッカを下した。
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