香港QE2杯は日本馬じゃなく、地元馬ワーザー狙いでウハウハ稼げ! (5ページ目)

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 もう1頭の外国招待馬であるザユナイテッドステイツ(牡7歳/父ガリレオ、ロバート・ヒックモット厩舎)はこれが引退レースだという。香港入りしてからほとんど馬場に姿を見せず、レース2日前の金曜日に芝コースで調整が行なわれたのみ。実績は負けていないが、やや強調材料に欠ける。

 それであれば、未知の魅力も込みで香港の4歳馬パキスタンスター(せん4歳/父シャマーダル、アンソニー・クルーズ厩舎)を穴で推したい。前半行き脚がつかず追い込み一辺倒の脚質だが、終いの爆発力は香港でも現役屈指のもの。今回はペースが遅くなることで、追走も楽になることが見込める。4コーナーで馬群に楽に取りつけているようであれば、一気に大仕事をやってのけても不思議ではない。重賞未勝利馬という点はこのレースにおいて有利ではないが、ここをステッピングに飛躍することを期待したい。

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