皐月賞、レイデオロで挑むルメール騎手の勝算「きっとダイジョブ!」 (4ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

──皐月賞での、レイデオロの勝算はいかがなものでしょう。

「いい競馬はすると思います。ただ、今年はまだ走っていないから......。才能があるのはわかっているし、きっとダイジョブとも思っているけど、『自信がある!』とはきっぱり言えません」

──ダービーはどうでしょうか。

「ずっとダービーがメインターゲットだったわけですから、皐月賞の結果に関係なく、ダービーでは期待できます。でも、やはり1回、走ってみないとね。だから、『自信があります!』と言うのは、ちょっと我慢します。皐月賞が終わったあと、言います(笑)」

──ダービーと言えば、昨年はマカヒキとサトノダイヤモンドの一騎打ちとなりました。クラシックに入る前はどちらの馬にも騎乗していて、どちらの馬にも乗れたと思うのですが、選ばなかったマカヒキにダービーを勝たれてしまいました。選んだサトノダイヤモンドは僅差の2着。悔しい結果だったと思います。

「確かに、負けたときはすごく悔しかった。でも、どっちも強い馬だし、負けたといっても、あれだけのレースをしてハナ差でしょ。その結果だけで、どっちが強いというのは間違いです。僕は今でも、サトノダイヤモンドがマカヒキより劣っているとは思わないし、あのとき、サトノダイヤモンドを選んだことがミステイクだとも思っていません」

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