皐月賞、レイデオロで挑むルメール騎手の勝算「きっとダイジョブ!」 (3ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

──「よくなった」と思われたのは、どのあたりからでしょう。

「2戦目の中山のとき(葉牡丹賞1着。2016年12月3日/中山・芝2000m)。ちょうどいい感じになりましたね。リラックスして走っていたし、最後もいいシュンパツ力を使いました。ゴールしたあともまだまだたくさんパワーが残っていて、あのレースで、この馬は強くなった。ダービーにも行ける、と思いました」

──さて、いよいよ皐月賞です。現時点で、どういうレースプランを考えていますか。

「ポジションは、いつもどおり後ろでいいです。それより、とにかくリラックスして走ってほしい。そのために、グッドペースになってもらいたいですね。もしグッドペースで流れて、リラックスして走れれば、最後は必ずいい脚を使います。

 逆に、ペースが遅くなると、中山は前の馬が止まりません。そうなると、いい脚を使っても届かない。だから、スタートしてペースが遅すぎると感じたら、プランを変えるかもしれません。後ろでなきゃダメ、という馬ではないですから」

──ライバルになるのは、どの馬でしょうか。

「四位(洋文)さんの馬、スワーヴリチャード(牡3歳/父ハーツクライ)ね。共同通信杯(2月12日/東京・芝1800m)は、ベリー・インプレッシブ(印象的)だった。それから、あとは......牝馬です。ファンディーナ(牝3歳/父ディープインパクト)。あの馬がたぶん、一番強い(笑)」

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