アンカツ流序列に驚いた。皐月賞、ダービーが見える「3歳牡馬番付」 (3ページ目)

  • 新山藍朗●構成 text by Niiyama Airo
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

大関:ペルシアンナイト(牡3歳)
(父ハービンジャー/戦績:5戦3勝、2着1回、3着1回)

 血統やこれまでのレースぶりからして、2400m戦となるダービーは厳しいだろうけど、皐月賞では期待できる。おそらく、2000mまでなら距離は持つんじゃないかな。

 シンザン記念(1月8日/京都・芝1600m)で、1番人気に支持されながら3着に負けたときは、「大したことねぇな」と思ったけど、あのときはどうやら重馬場がこたえたみたいやね。その証拠に、続く良馬場で行なわれたアーリントンC(2月25日/阪神・芝1600m)では、すごく強い競馬で勝利した。

 直線、後方から追い込んで2着に3馬身差。あの、終(しま)いの脚はなかなか見どころがあったし、このレースを見て"皐月賞向き"という感じがした。本番でも、あの脚をうまく引き出せれば、今年のメンバーなら、勝ち負けになってもおかしくない。

 その点、大舞台で強いミルコ・デムーロ騎手が鞍上というのは心強い。馬体的にも、見た目がいい馬で、それなりにインパクトもある。

 あくまでも皐月賞限定になるけど、レイデオロに続くのはこの馬だろうね。

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