ルメールが語るソウルスターリング。「ライバル? ミヤビはこわい」 (5ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text&photo by Niiyama Airo

 でも、スピードはソウルスターリングに比べると少し落ちる。また、僕がずっと乗っていたから、ミヤビがどういうレースをしたいかはよくわかっています。だから、勝つ自信はある。けど、やっぱりこわいね(笑)」

――もう1頭、皐月賞(4月16日/中山・芝2000m)に向かうことになったファンディーナ(牝3歳)も同世代のライバルです。同馬については、どんな印象を持っていますか。

「フラワーC(3月20日/中山・芝1800m)で初めて見たけど、まず体の大きさに驚かされました。お尻がとても大きかったね。皐月賞で牡馬と戦うのは大きなチャレンジだと思うけど、がんばってほしい。もし桜花賞に出ていたら、かなりの強敵になっていたと思います」

――最後に、ソウルスターリングへの、今後の期待について教えてください。

「お父さんがマイラーで、お母さんもベストは2000mくらいの馬だったから、長い距離に対応できるかどうかはわかりません。2000mまでなら絶対にいけると思うけど、2400mとなると何とも言えない。だから、桜花賞のあと、どこを使うのかは、まだわかりません。

 でも、これだけ素晴らしい血統の馬ですからね、今後もGIをいくつも勝ってほしい。いつか、日本の競馬の歴史の一部になる、それぐらいの活躍をしてほしいと思っています」

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