2017.04.05

怪物娘ソウルスターリングに
勝てるのは「元祖・怪物娘」ミスエルテだ

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki photo by Yamane Eiichi/Aflo

 昨年12月18日に行なわれたGI朝日杯フューチュリティS(阪神・芝1600m)4着以来、約4ヵ月ぶりの出走となり、このローテーションを不安視する声もあるが、特に体調や脚元に不安があったわけではなく、エキサイトしやすい気性から、この馬にとってベストと判断されてのもの。過去の傾向からは"ぶっつけ本番"は厳しいと言えるが、馬の仕上げ方や使い方も以前に比べて、だいぶ変わってきており、さらに人気も落ちて妙味があるので気にせず狙っていきたい。何より、これまで3戦して牝馬には負けていないというのも強みだ。また、今年のGI戦線はフェブラリーステークスのゴールドドリーム、大阪杯のキタサンブラックが今年初戦で勝利。この春は"年明け初戦"がトレンドなのかもしれない。

 血統的にも興味深い。母ミスエーニョはオールウェザー7ハロン(約1400m)の米GIデルマーデビュタントステークスを勝った実力馬で、その父は米国の大種牡馬エーピーインディ(その父シアトルスルー)産駒のプルピット。今年の3歳世代はGIIホープフルステークスのレイデオロ、GII弥生賞のカデナ、GIII共同通信杯のスワーヴリチャード、GIIIフラワーカップのファンディーナ、GIII毎日杯のアルアインと、母系にこのシアトルスルーの血を持っている馬から、重賞勝ち馬が続出しているのだ。ローテーション、血統とミスエルテに追い風が吹いているようだ。