安藤勝己はもう決めた。桜花賞、オークスが見える「3歳牝馬番付」 (3ページ目)

  • 新山藍朗●取材・構成 text by Niiyama Airo
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

大関:ファンディーナ(牝3歳)
(父ディープインパクト/戦績:3戦3勝)

 フットワークが大きな馬だから、勝つときは豪快に勝つ。豪快さだけなら、ソウルスターリングより上かもしれないね。

 確かにこれまでは、決して強い相手とは戦ってきていない。それでも、ほとんど追わないで、デビュー戦では9馬身、重賞の前走フラワーC(3月20日/中山・芝1800m)でも5馬身、後続をちぎって勝ってきたからね。こんなことは並の馬にできることじゃないよ。

 やはり、この世代ではソウルスターリングに次ぐ素材だろうね。

 ゆえに当然、皐月賞でもいい勝負ができると思う。ただ、ちぎって勝ってきた馬というのは、厳しいレースになると「あれっ?」という感じで、案外だらしなく負けてしまうことが結構ある。牡馬を相手に回し、ハードな流れになって馬群に包まれたりしたときは、ちょっと心配はある。

 そのあとは、オークスになるのか、ダービーになるのかわからないけど、あのゆったりしたフットワークからすれば、距離はこなせるはず。皐月賞でいい競馬をすれば、その勢いで次も、というのは十分にあると思うよ。

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