ヴィブロスでドバイターフを制した「大魔神馬」。次はアメリカに照準 (5ページ目)

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu


 最後の第9レースに行なわれたドバイワールドカップは、終わってみれば断然人気のアロゲート(牡4歳)の力が一枚も二枚も抜けていたという結果に。

 日本調教馬ではアウォーディー(牡7歳)が、最後はホッパーチュニティ(牡6歳)との叩き合いの末に5着を確保。道中はライアン・ムーア騎手に延々追われて最後に脚を伸ばしたラニ(牡4歳)が8着、以下アポロケンタッキー(牡5歳)が9着、ゴールドドリーム(牡4歳)は最後、失速してしんがり負けに終わった。

 今年も、悲喜こもごもの大きなドラマがあったドバイワールドカップデー。ひとつ残念だったのは、日本で発売されたレースが後半3レースのみだったこと。それによって、メディアの扱いに差が生じ、特にGIIゴールドカップ(芝3200m)は屈指の好メンバーだったのにもかかわらず、ほとんど報じられていない。できれば日本調教馬の出走の有無に関わらず、こうしたカーニバル開催は、多くのレースが発売されることを願いたい。

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