桜花賞馬レッツゴードンキは、高松宮記念でもうひと花咲かせられるか (3ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki  村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki


【性別】
 これまで芝1200mのGIとして21回行なわれてきたこのレース、牝馬は延べ64頭が出走し、3勝、2着4回、3着6回。同距離のGI、スプリンターズステークスは27回で牝馬が8勝していることを考えると決して相性のいいレースとは言えない。

 ただ、これまでに馬券に絡んだ牝馬13頭のうち6頭が5歳馬となっており、年齢的にはレッツゴードンキにゲンのいいデータが残っている。

■結論
 牝馬は5歳馬に好走例が多い。

【桜花賞馬】
 レッツゴードンキは2015年に、牝馬クラシック第1弾である桜花賞を制している。過去、桜花賞馬はこの高松宮記念に2回出走し、1999年のキョウエイマーチ(5歳時)が4着、2006年のラインクラフト(4歳時)が2着。勝利は挙げられなかったが好走を見せている。

 そもそも、桜花賞馬が桜花賞後に1200mのレースに出走するケースは極めて少なく、過去30年では前述の2頭に加え、1992年のニシノフラワー、1987年のマックスビューティの計4頭のみ。ニシノフラワーは3歳時のスプリンターズステークス(当時は12月)を勝利し、マックスビューティは4歳時にオープン特別のオパールステークスを勝利している。牝馬三冠では最も距離が短い桜花賞を制した馬の能力は、牡馬混合のスプリント競走でも通用するケースが多いようだ。レッツゴードンキもこれまで勝利はないものの、1200m戦で好内容を見せている。

■結論
 桜花賞馬の1200m成績は良好。

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