桜花賞まで1カ月。3歳牝馬の
頂点を争う「最新ランキング」発表

  • text by Sportiva
  • photo by Miura Koichi

 2位は、クイーンCで重賞初勝利を飾ったアドマイヤミヤビ。前回の4位から一気にランクアップし、一躍クラシック候補に浮上した。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「始動戦のクイーンCを快勝。2歳時の百日草特別(2016年11月6日/東京・芝2000m)で、のちにGIII京都2歳Sを制したカデナを抑えた実力は本物でした。2着に敗れたデビュー戦を除いて、3戦連続で上がり33秒台をマーク。単に仕掛けてすぐにトップギアに入るのではなく、ふかしつつ、しっかりとギアを上げていくタイプで直線の長いコースに向いています。折り合いも不問で、距離延長もまったく心配いりません。オークスの舞台となれば、独壇場でしょう」

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「クイーンCは、逃げたレーヌミノル(4着)が中間の400mを除いてイーブンペースで保持し、上がり34秒6という速い時計をマークして粘る中、それ以上の上がりを使った馬が何頭かいました。結果、レースの上がりは34秒1という驚異のタイムを記録。しかも、阪神JFの2頭を上回る3頭もの馬がレーヌミノルに先着しました。それこそ、クイーンCのレベルの高さを物語っています。なかでも素晴らしかったのは、アドマイヤミヤビ。百日草特別で牡馬一線級を一蹴して注目されていましたが、3カ月ぶりのレースにもかかわらず、33秒6という強烈な末脚を繰り出して快勝しました」

木南氏
「クイーンCではフローレスマジックに期待していて、この馬については半信半疑でした。ところが、勝った時計も、内容も素晴らしかった。グランアルマダ(父ダイワメジャー)、ミッキーシャンティ(父ダノンシャンティ)の半兄2頭は、芝中距離のジリ脚タイプ。父がハーツクライになって、ここまで違うタイプの馬になるとは驚きです」

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