フェブラリーSで「強い根岸S組」に勝てる、とっておきの1頭がいた (3ページ目)

 根岸Sの上位2頭、カフジテイクとベストウォーリアに迫れる馬は、他にいるのか。昨年2着のノンコノユメ(せん5歳)にも可能性を感じますが、それ以上に気になる馬がいます。

 明け4歳馬のゴールドドリーム(牡4歳)です。

フェブラリーSの舞台となる東京・ダート1600mを得意とするゴールドドリームフェブラリーSの舞台となる東京・ダート1600mを得意とするゴールドドリーム 前走のチャンピオンズCでも注目していましたが、何かアクシデントがあったような大敗(12着)を喫しました。決して、あそこまで負けるような馬ではなく、おそらく致命的な問題があったのだと思います。

 そのため、昨年の覇者モーニンと同じく、この馬も前哨戦を使わず、ぶっつけでここに挑んできたのでしょう。が、この馬の場合、以前から感じていたのですが、レースを使い詰めるより、間隔を開けてフレッシュな状態でレースに臨んだほうがいいと思います。陣営もそう考えて、今回はそうしたローテーションを選択したのではないでしょうか。

 そして、この東京・ダート1600mというのは、強い内容で勝ったヒヤシンスS(2016年2月21日)、重賞制覇を遂げたユニコーンS(2016年6月19日)、勝ちに等しい内容を見せた武蔵野S(2着。2016年11月12日)と同じ舞台。3戦2勝、2着1回という相性のいいコースですから、今度はいいパフォーマンスを見せてくれると思います。

 鞍上は、引き続きミルコ・デムーロ騎手が務めます。昨年勝ったモーニンではなく、この馬を選んだところに、勝負気配を感じます。モーニンに乗ろうと思えば、乗れたと思いますからね。

 先週は、サトノクラウンに騎乗して京都記念を制しました。その前の週には、東京新聞杯で見事な手綱さばきを披露し、ブラックスピネルを勝利に導いています。デムーロ騎手の、ここ一番での勝負強さには驚かされるばかりです。

 今週も、そして今年も、勝つ可能性はあります。そんな、3週連続の重賞制覇、フェブラリーS連覇を狙うデムーロ騎手が騎乗するゴールドドリームを、今回の「ヒモ穴馬」に指名したいと思います。

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