「もうオンナには負けん!」有力馬が春を見据えた3歳牡馬ランキング (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Miura Koichi

 3位に入ったのは、前回2位のサトノアーサー(牡3歳/父ディープインパクト)。この時期の無理使いを避けて、年末の重賞はスキップ。クラシックに照準を絞って、成長を促すことを優先させた。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「初戦はお釣りを残しながらの仕上げで勝利(同着)。2戦目のシクラメン賞(12月4日/阪神・芝1800m)は、陣営が『来春へ向けて負けられない一戦』と位置づけて、ある程度仕上げて臨んだことによって、上がり32秒7を駆使して楽勝劇を演じました。そして、3戦目は同じ厩舎&同じオーナーの"先輩"サトノダイヤモンドと同じく、きさらぎ賞(2月5日/京都・芝1800m)を予定。そこから、陣営の期待度の高さが十分にうかがえます。個人的には、きさらぎ賞で結果を残せば、皐月賞に直行してほしいと思っています。サトノダイヤモンドより、心身両面での完成度が高く、一戦必勝態勢できっちりと結果を残せる素材だと感じています」

木南氏
「サトノダイヤモンドが勝った有馬記念のレース後の囲み取材で、里見治オーナーは『来年はアーサーがダイヤモンドのようになってほしい』と並々ならぬ期待感を口にしていました。また、母キングスローズはニュージーランド産馬。サトノアーサーの登場によって、オーストラリア、ニュージーランドなど、南半球にもしっかりアンテナを張っているノーザンファームのすごさを、改めて痛感させられました」

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