2016.12.24

決め手不足のサウンズオブアースが
有馬記念でなら狙える理由

 その前走のジャパンカップでは、5番人気で2着。昨年の有馬記念でも5番人気で2着でした。さらに、3歳時の菊花賞でも4番人気で2着という結果を残していますが、おそらく今回も4、5番人気なのではないでしょうか。そうした実績を挙げながら、成績よりも人気にならないのは、やはり勝ち切れないイメージがあるからだと思います。

得意舞台でサウンズオブアースの一発が期待される 現に、これほど重賞で好走していながら、まだ2勝馬ですからね。かつて「シルバーコレクター」と言われたステイゴールドでさえ、そう呼ばれるまでに3勝はしていました。本来、5歳で2勝馬というと500万条件をイメージしますから、サウンズオブアースはかなり稀(まれ)な存在と言えます。

 勝ち切れない理由はいろいろとあると思います。ステイゴールドの場合は、気が悪くて最後にモタれて、それで負けていましたね。確か、並びかけた相手に噛みつきにいったこともありましたよね。

 サウンズオブアースの場合は、そんな雰囲気はなく、常に一生懸命走っているように見えます。それでいて勝ち切れないのは、展開など"運"に見放されてきた部分もありますが、勝ち切るまでの最後の決め手がないことは明らか。しかし、中山・芝2500mの舞台は、その決め手で劣るところを補えるコースだと思います。

 実際にはまだ勝っていませんが、日経賞、有馬記念と、過去にこの舞台で走ったときのサウンズオブアースが、最も惜しい競馬をしていました。言い方は悪いのですが、この舞台は"ごまかしの利く"コースです。だから、ときに大波乱が起こるんですよね。

 サトノダイヤモンドを負かすのは、並大抵のことではないと思いますが、波乱を起こす可能性を、サウンズオブアースは秘めています。今年最後の大一番に、その一発を期待するのも悪くないでしょう。

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