2016.12.17

朝日杯FSで怪物娘ミスエルテを
驚かせる「超穴馬2頭」が浮上した

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 もちろん、迎え撃つ牡馬勢も、ただ指をくわえて見ているわけではない。GII京王杯2歳S(11月5日/東京・芝1400m)を制したモンドキャンノをはじめ、GIIIサウジアラビアロイヤルC(10月8日/東京・芝1600m)で2着となったダンビュライト、デビュー2連勝中のレッドアンシェルやアメリカズカップ、そして札幌2歳S(9月3日/札幌・芝1800m)の勝ち馬トラストなどが、「打倒・ミスエルテ」を虎視眈々と狙っている。

 例年とは様相が異なる2歳馬の頂上決戦。はたして、その結末はどうなるのだろうか。

 そんな一戦を予想するうえで、チェックしておくべき要素がある。それは、コース設定だ。

 朝日杯FSは長い間、中山・芝1600mという極めてトリッキーなコースで行なわれていた。それが、2014年から阪神・芝1600mへと舞台が変更された。中山とは反対に、直線が長く、コーナーも緩やかなため、より「実力がモノを言う」レースへと一新されたのだ。

 実際、阪神開催の初年度となった2014年は、1番人気のダノンプラチナが優勝。2015年も、2番人気のリオンディーズが勝利し、1番人気のエアスピネルが2着に入って、実力馬が期待どおりの結果を残してきた。

 とはいえ、2014年は14番人気のアルマワイオリが2着に突っ込み、2015年も11番人気のシャドウアプローチが3着に入線。穴馬の出番がまったくない、というわけではない。