「地味な血統」が大化けするか。野望が渦巻く2歳牡馬ランキング (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Miura Koichi

 3位には、こちらも新馬、500万条件とデビュー2連勝のレイデオロ(牡2歳/父キングカメハメハ)が入った。条件戦とはいえ、皐月賞と同じ中山・芝2000mの舞台で快勝した点が高く評価されたようだ。

木南氏
「葉牡丹賞(12月3日/中山・芝2000m)は、強敵がいなかったにしても、他馬が止まって見えるような末脚には痺れました。祖母はディープインパクトの姉でデビュー5連勝を飾ったレディブロンド。その血に、同馬も管理していた藤沢和雄調教師は燃えています。これまで手綱を取ってきたルメール騎手がそのまま継続してコンビを組むようなら、同じく藤沢調教師が管理する阪神JFの勝ち馬ソウルスターリングが牡馬クラシックを目指す必要もないでしょう。そのためにも、ポイントとなるのは、府中でも弾けるかどうか」

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「葉牡丹賞を勝って2戦2勝。私のタイムフィルター指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)では3位タイです。ただ、葉牡丹賞は残り800m辺りから速くなるレース展開で、後方待機がはまった印象もあります。正直、もう一戦見てから、その能力を見定めたいところです」

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