お姉ちゃんに続け。桜花賞馬ジュエラーの弟、ハリーレガシーの期待度 (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 そのジュエラーの全弟が、今年の2歳馬にいる。栗東トレセン(滋賀県)の音無秀孝厩舎に所属するハリーレガシー(牡2歳/父ヴィクトワールピサ)である。

全姉のジュエラーに続いて、GI制覇が期待されるハリーレガシー全姉のジュエラーに続いて、GI制覇が期待されるハリーレガシー 同馬の母バルドウィナは、ジュエラー以外にも、短距離重賞4勝のワンカラット(牝/父ファルブラヴ)や、重賞2着の経験を持つサンシャイン(牝/父ハーツクライ)らを送り出している。それだけに、ハリーレガシーへの注目は自然と高まっている。

 実際のところ、同馬に対するスタッフたちの評価はどうなのか。関西競馬専門誌のトラックマンはこう話す。

「もともと音無調教師の評価は、非常に高かった一頭ですね。強い調教を始めてからは、少し慎重なコメントが増えていますが、とにかく走る血統なので、ここからどこまで変わってくるか、というところです」

 まだ良化途上の段階にある同馬だが、すでにデビュー戦は決まっている。12月25日の2歳新馬(阪神・芝1600m)になる予定だ。

 1600mという短距離でのデビューとなるが、そんな同馬の距離適性について、陣営はこんなふうに見ているようだ。先述のトラックマンが続ける。

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