2016.11.26

有力4歳馬ひしめくジャパンCで、
この「5歳馬」が2着に飛び込む

 安田記念(11着。6月5日/東京・芝1600m)では、気負って抑えが利かなくなってしまったように、我の強い馬。日本人騎手より、ガッチリと馬を抑え込める外国人騎手、特にムーア騎手のようなタイプが一番合うと思います。

 ムーア騎手と言えば、天皇賞・秋でも距離不安が囁かれたモーリスを完璧にコントロールし、直線では完璧に弾けさせました。今度は、そのとき2着だったリアルスティールをうまくエスコート。やや長いと思われている2400mの距離も克服させてくれるのではないでしょうか。人気になると思いますが、勝ち負けが期待できる有力な1頭です。

 今年の4歳世代は、このリアルスティールの他にも、前述のキタサンブラック、シュヴァルグラン(牡4歳)、そしてルージュバック(牝4歳)と有力馬がそろっていますが、それよりも気になるのは、今年の皐月賞馬ディーマジェスティ(牡3歳)。菊花賞4着からの巻き返しに注意が必要です。

 3歳牡馬三冠の最終戦となる菊花賞(10月23日/京都・芝3000m)では、初めての関西圏でのレースや距離など、初モノづくしの競馬に戸惑った印象があります。しかし今回は、慣れた関東圏のレースで、この馬の決め手が生かされる東京が舞台です。

 ジャパンCと同じ条件で行なわれた日本ダービー(5月29日/東京・芝2400m)では3着でしたが、ゴール前で寄られて、外に出すロスがありました。あれがなければ、もっと際どい結果になっていたと思います。

 ダービー馬マカヒキは年内休養、菊花賞馬サトノダイヤモンドは有馬記念に向かうことが発表されています。ここでは、ディーマジェスティに3歳牡馬代表として、いい走りを見せてもらいたいですね。

昨年の5着以上の結果が期待されるサウンズオブアース さて、今回の「ヒモ穴馬」には、5歳世代のサウンズオブアース(牡5歳)を取り上げたいと思います。

 僕がこの馬を評価しているのは、自在性があって、大崩れしないところ。その反面、確かに決め手を欠いて、どうしても勝ち切れない面があります。そこは課題となりますが、ここでも2、3着に飛び込んでくるだけの力は持っていると思います。

 昨年と同様、2400m前後の距離がベストと判断して、京都大賞典をステップにしてジャパンCに挑んできました。その京都大賞典ではいつもと比べて今ひとつのデキだったようですが、それでも僅差の4着。やはり強い馬です。上積みは、昨年以上に期待できそうです。

 鞍上は、ミルコ・デムーロ騎手。前述したとおり、天皇賞・秋ではリアルスティールを2着に導いて、さらに今年はすでにGI4勝を挙げています。まさに”GI請負人”と言える活躍で、大舞台での勝負強さが際立っています。

 昨年は同じコンビで5着にとどまりましたが、今年は鞍上の勢いも手伝って、もうひと押しがあってもいいのでは? と思っています。人気馬に割って入る奮闘を期待したいですね。

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