エリザベス女王杯の「荒れる方程式」から導かれた穴馬は2頭いる (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 こうした実績面から、今回はマリアライトとミッキークイーンの「2強」対決というのが、大方の見方。ただし、エリザベス女王杯の歴史を振り返ると、過去10年で6番人気以下の"伏兵"が4勝もしているのだ。

 そのなかには、11番人気のクィーンスプマンテが逃げ切り勝ちを演じ、引退までにGIを6勝した"大本命"ブエナビスタを抑えて大波乱を起こした、2009年の例もある。決して、ひと筋縄ではいかない舞台だ。

 とすれば、「2強」を破って大金星を挙げる馬を探してみるのも面白い。そこで、過去のレースを踏まえて、今年波乱を起こしそうな「穴馬」を探ってみたい。

 過去10年のエリザベス女王杯の結果を見たとき、まず目につくのは、「2年連続の好走」が多いことだ。2010年、2011年と連覇したスノーフェアリーをはじめ、2014年の優勝馬ラキシスも、前年に条件馬の身ながら2着と奮闘していた。

 2012年に7番人気で勝利したレインボーダリアも同様だ。1番人気ヴィルシーナを破った劇的な勝利には驚かされたが、実はレインボーダリアも、その前年に条件馬でありながら同舞台に出走。17番人気という低評価のなか、5着と大健闘していたのだ。

 つまり、エリザベス女王杯は「リピーター」と呼ばれるような、このレースを得意とする馬が上位に食い込む舞台と言える。穴馬を探すなら、この観点は外せない。

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