海外馬券第2弾・メルボルンカップでガッポリ稼げる有力馬は? (3ページ目)

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 これを判断材料にすると、半数以上が勝ち馬の候補から脱落する。2番人気オーシャノグラファー、3番人気のジャメカも脱落の対象となり、残るのはボンダイビーチ(牡5歳、56kg)、エキソスフェリック(牡5歳、56kg)、ハートネル、ギャランテ(セン6歳、54.5kg)、ビューティフルロマンス(牝5歳、52.5kg)の5頭に絞られる。このうちギャランテは、同じ距離で行なわれた今年の豪GIシドニーカップ(ランドウィック競馬場・芝3200m)を勝利したが、当時が51.5kgでメンバーも今回よりもラクだったので、ここは割り引きたい。ハートネルは前々走、GIターンブルステークス(フレミントン競馬場・芝2000m)を57.5kgの斤量で勝利しており、今回の斤量は恵まれたようにも見える。だが一方で、昨年のメルボルンカップでは何もできずに15着に敗れたように、本質的にこの距離を勝ち切るタイプではない。同じようにボンダイビーチも昨年のレースでは52.5kgで16着。今回は凱旋門賞、天皇賞・秋を制した世界的名手ライアン・ムーア騎手を配して必勝態勢だが、前年ついた差をどこまで埋めることができるか。

 これに対して、データ的に好印象なのがエキソスフェリックとビューティフルロマンス。特に前者は今年4月に行なわれた英GIIジョッキークラブステークス(ニューマーケット競馬場・芝2414m)で、前年の英GI英国セントレジャー(ドンカスター競馬場・芝2937m)でボンダイビーチを破ったシンプルヴァースを2着に下しており、8月の英GIインターナショナルステークス(ヨーク競馬場・芝2080m)で、後に凱旋門賞で1番人気となるポストポンド相手に距離不足ながら4馬身半差の5着と健闘している。

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