2016.10.17

辛口スタッフもほめたコペルニクス。
日本の競馬を転回させるか?

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 コペルニクスは、母ロベルタの母がグレースアドマイヤという血統。バレークイーンは曾祖母となる。ヴィクトリーやリンカーンは、同馬の叔父にあたる。

日本有数の家系から生まれた素質馬コペルニクス デビュー前の育成を行なったノーザンファーム早来の木村浩崇氏は、コペルニクスについて、今春の取材ではこんなふうに語っていた。

「体は小さなタイプですが、父ディープインパクト譲りの柔らかい背中を持っていますね。あえて、ゆっくり育成を進めていますが、いつでも調教タイムは詰められそうな手応えです。気性も落ちついてきて、よくなってきました」

 すでにトレセンへと入厩した同馬は、音無厩舎でデビューへ向けて調整を進めているという。その中で、スタッフたちはこの馬をどう評しているのだろうか。関西競馬専門紙のトラックマンが語る。

「あるスタッフは、『センスがあって、乗り味がいい。バネの利いた走りをする』と言っていましたね。そのスタッフはわりと辛口なジャッジが多い人なので、そう考えると、いい手応えを感じているのではないでしょうか。馬体重は430kgほどと小さいのですが、『もっと体重が増えて成長してくれれば、さらに期待できる』と話していました」