凱旋門賞でおいしい馬券を獲りたい!
ヒントは海外オッズにあり

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu  photo by AFLO

    

 まず、人気の順では、今年のドバイシーマクラシックでドゥラメンテを破り、その後も連勝を続けるポストポンド(牡5歳)が1番人気で、マカヒキが2番人気、以下、ファウンド(牝4歳)、ハーザンドと続いている。この数日間で、この並びはほぼ変わっていないが、オッズの動きとしては、パディパワーを除いて、概ねポストポンドのオッズが下がっており、相次ぐ有力馬回避の恩恵を最も受けるのはポストポンドと見られているようだ。エクスチェンジでも、ポストポンドのオッズの下げ幅はマカヒキよりも大きい。

 一方、マカヒキのオッズを下げたのがベットフェアである。倍率だけ見れば、前日までが他社よりもマカヒキの評価が低かったものが、有力馬の回避によってそれが見直されたと考えるべきだろう。それ以上に、ハーザンドのオッズが他社よりも引き下げられた。何か有力な情報を掴んだか、早めの予防線ということだろうか。

 特殊なオッズの反応を見せたのがパディパワーで、こちらはポストポンドとマカヒキのオッズを逆に上げ、ハーザンドとレフトハンド(牝3歳)のオッズを下げてきた。ハーザンド、レフトハンドについては、エクスチェンジでの反応も同様で、前哨戦を制した3歳牝馬の評価がここにきて上がってきたと見るべきだろう。

 おそらく、日本での発売では、マカヒキとポストポンドが2~3倍台で1番人気を分け合い、その他の馬のオッズは現状のブックメーカー各社よりもやや高めになるのではないかと見る。枠順が決定し、当日に近づくにつれて、ブックメーカーもさらにオッズを動かしてくる。その動きと日本のオッズを比較することで、オイシイ配当に近づくチャンスも大きくなるはず。発走ギリギリまで、これらを参考にしてみてはいかがだろうか。

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