西の「旅打ち」は、オグリキャップを生んだ笠松競馬の特別席から (2ページ目)

  • 土屋真光●旅人 Traveler&text&photo by Tsuchiya Masamitsu

 7月29日、笠松競馬(途中で切り上げて)→中部国際空港セントレア(ジェットスターで)→福岡(博多泊)。

 7月30日、博多(バスで)→小倉競馬(+小倉競輪/小倉泊)

 7月31日、小倉(JR「青春18きっぷ」で)→久留米→佐賀競馬→福岡(ジェットスターで)成田

 これだ! ジェットスターなら当日でも結構安い。九州での移動はバスか、JRの普通・快速列車(自由席)に自由に乗り降りできる「青春18きっぷ」がおトクだ。競馬で勝ったら、新幹線にグレードアップすればいい。

 笠松競馬を途中で切り上げねばならないのは後ろ髪がひかれるものの、それを除けば、完璧すぎる。このスケジュールを瞬時に出せるとは、やっぱりすごいぞ「ツッチー・ヤイ・エス」!

 そうこうしていると、はや笠松競馬が始まってしまう時間に。慌ててサウナを出て、名鉄・名古屋駅から特急岐阜行きに飛び乗って、一路笠松競馬場を目指した。

 移動の車中では、セントレアから福岡へ行くジェットスターをスマホで予約。およそ1万1000円だった。いきなり痛い出費ではあるが、他を切り詰めれば、あとは馬券で取り返せばいいのだ(はなから、疑問を感じる考え方だが......)。

 名古屋方面から笠松に近づき、右手車窓に競馬場が映り込んでくると、編集担当Tへの怒りもどこへやら、徐々にテンションが上がってくる。

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