グルメと競馬を堪能。夏の北海道「旅打ち」は低予算でも楽しめる (3ページ目)

  • 新山藍朗●旅人 Traveler&text&photo by Niiyama Airo

「旅打ち」の競馬は楽しかったし、列車の窓から眺める夏の北国の風景も素晴らしかった。特に、帰路に乗った室蘭本線→函館本線と続く路線での、内浦湾の海岸の景色は最高だった。

おいしい焼き牡蠣を出してくれた帯広の屋台村おいしい焼き牡蠣を出してくれた帯広の屋台村 食べ物もまた、おいしかった。

 盛岡のジャンボ焼き鳥、函館のイカ刺し定食、札幌競馬場の牛めしに、帯広の屋台村で食べた焼き牡蠣もおいしかった。門別で儲かったあとのススキノでは、東京の居酒屋で出されるものと比べると、倍はあろうかというホッケの開きに、ホッキ貝などの新鮮なお刺身を堪能した。

 札幌から去るときに食べたスープカレーも絶品だった。さすが、うまいと評判の店だけある。さらに帰りの函館では、フェリーの出発時間を待つ間、名物の函館ラーメン(塩味)を食した。疲れた体に染み渡るスープの味がたまらなかった。

札幌で最後に食べたスープカレー札幌で最後に食べたスープカレー むろん、ご当地ビールのサッポロクラシックはたらふく飲んだし、最近うまくなっているという噂の、北海道の地酒も飲んだ。

 肉体的にはつらかったが、旅にはそれなりの見返りもあったのである。

 とはいえ、もし「もう一度、やれ」と言われたらどうするか?

 う~ん......、そのときはちょっと考えてみることにする(苦笑)。

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