2016.08.14

グルメと競馬を堪能。夏の北海道
「旅打ち」は低予算でも楽しめる

  • 新山藍朗●旅人 Traveler&text&photo by Niiyama Airo

 そうは言いながらも、「予算5万円で旅打ち」というミッションを、無事に完遂できたことには、一定の満足感がある。

 もしワタシが、もっと馬券じょうずだったり、「今晩ススキノで、何かうまいものを食べるために、少しお金を残しておこう」などと考えない、度胸と才能に恵まれたギャンブラーだったりしたら、もっと大儲けしていただろうし、非常にリッチな、酒池肉林の世界だってあったかもしれない。そうすれば、かなりゴージャスな旅行記を提供できたはずだ。

 その点は、返す返す残念に思っている。

 ともあれ、予算内で盛岡と北海道の3つの競馬場をまわって「旅打ち」を続け、ちゃんと生きて東京に帰ってきた。

札幌競馬場では地元の新鮮な野菜も販売していた 内訳をざっと記せば、交通費は「おトクなキップ」(1万850円)に、高速バス代(4600円)、フェリー代(往復4000円)、そしてタクシー代と地下鉄料金等でおよそ2万5000円。宿泊費が3泊で10000円。あと、食費と馬券代を含めた雑費が約1万5000円といったところか。

 もし、北海道へ旅行に行きたい、競馬もやりたい、でも予算が......と悩んでいる人がいたら、ぜひ今回のワタシの旅を参考にしていただきたい。そんなにお金をかけなくても、アイデアと、ちょっとしたラッキーがあれば、旅も「旅打ち」も可能だ。

 昔から、旅の基本は「なんとかなる」。とりあえず、「なんとかなる」と思って歩き出すから、旅は出会いと発見に満ちた、面白いものになるのだ。