2016.08.13

差し馬優位の関屋記念。狙うは、
前走で痛恨ミスのダノンリバティ


関屋記念で一発が期待されるダノンリバティ ケントオーと同じく、うまく脚をためていました。ただ、ケントオーよりも前に位置していながら、直線を迎えてから大外に回してしまいました。名手・武豊騎手にしては、珍しいミスチョイスだったと思います。

 確かに外が伸びる馬場でしたが、あそこまで外に出してしまうと、かなりのロスとなります。また、それまでのレースでもそこを通った馬が少なかったでしょうから、あまり踏み固められておらず、逆に馬場が重かったと思います。そう考えると、ダノンリバティはよく走っています。

 関屋記念では、当初予定していた武豊騎手が騎乗停止になってしまったので、若手の松若風馬騎手が鞍上を務めます。とはいえこの春、彼が3回騎乗して、六甲S(3月27日/阪神・芝1600m)ではピークトラムらを差し切って勝利を挙げています。彼らしい思い切った騎乗が実れば、一発あってもおかしくありません。そこで今回は、この馬を「ヒモ穴馬」に指名したいと思います。

 さて、中京記念組以外の別路線にも、注意が必要な馬はいます。すっかり安定した走りを見せるようになったヤングマンパワー(牡4歳)です。全国リーディングトップの戸崎圭太騎手が引き続き手綱を取るとなれば、なおさら無視することはできません。

 戸崎騎手は、先週のレパードS(=グレンツェント)でも絶妙な騎乗で優勝。エプソムC(=ルージュバック)、七夕賞(=アルバートドック)に続いて、この夏早くも重賞3勝です。今、乗りに乗れているジョッキーで、当然今週の騎乗ぶりからも目が離せません。

 そしてもう1頭、どうしても気になる馬がいるので、最後に触れておきます。たぶんダノンリバティより、さらに人気はないと思いますが、メンバー中、唯一のGI馬であるクラリティスカイ(牡4歳)です。

 鮮やかな勝利を飾ったNHKマイルC(2015年5月10日/東京・芝1600m)以降、まったくいいところがなく、大敗ばかり。前走ではついにダート戦を使われましたが、そこでも見せ場なく、大敗(13着)を喫しました。

 最近のレースぶりを見ると、どうも目一杯走っているようには思えません。何か走る気をなくしていて、能力の半分も出し切れずに、そのまま大敗してしまっている印象を受けます。

 ただ今回は、転厩初戦。しかも、栗東から美浦という、大きな環境の変化がありました。加えて、鞍上はクセ馬を御すことに長けている田辺裕信騎手が務めます。

 GI制覇時と同じ、左回りのマイル戦となる今回、激変があっても不思議ではありません。「ヒモ穴馬」に挙げるまでには至りませんでしたが、気になる存在です。

大西直宏オフィシャルブログ>