「旅打ち」の醍醐味を味わえる札幌。
施設よし、食よし、馬券は?

  • 新山藍朗●旅人 Traveler&text by Niiyama Airo
  • 千葉 茂●撮影 photo by Chiba Shigeru

 それと、ある騎手から聞いた話によると、札幌には札幌特有の乗り方や仕掛けどころがあるとか。そのため、毎年のように札幌で騎乗している騎手のほうが、幾分アドバンテージがあるらしい。

 つまり馬券は「札幌では札幌をよく知る騎手から買うべし」。この格言(?)は覚えておいて損はない。本州のメイン競馬場ではあまりいい馬に乗せてもらえない、地味ぃ~なタイプの騎手がよく穴を空けるので、そこは要注意である。

 さて、馬券は8レースから買った。同レースから、9、10と3レース連続してハズレた。

 8、9レースは、人気の福永祐一騎手騎乗の馬から勝負したところ、4着、3着に終わった。そこで、次の10レースでは福永騎手を買うのをやめたら、今度は(1着に)きた。なんだか、すごく嫌ぁ~な予感がした......。

 とはいえ、次のメイン、クイーンSは本日最も自信のあるレース。オークス2着のチェッキーノ(牝3歳)が回避なら、ここはシャルール(牝4歳)でいける。

 初のGI挑戦となった前走のヴィクトリアマイルは惨敗(18着)だったが、それを除けば、昨年の夏からはずっと1着か2着。昨年末の条件戦から3連勝を飾って、今春オープン入りした上り馬である。さらに札幌は、過去3戦して1勝、2着2回。鞍上も、札幌を知り尽くした横山典弘騎手だ。

3 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る