2016.08.01

「素敵な走り」のフローレスマジックに
育成スタッフも唸った

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

「予想以上の成長を遂げた1頭で、雰囲気のある馬です。久々にこういう馬が”来たな”と感じますね。馬体にはまとまりがあって、柔らかさも十分。力をギューと溜め込むタイプで、弾けるような末脚を使えるのではないでしょうか」

 馬体を見る限りは、「ラキシスよりもサトノアラジン寄り」と同氏は話す。そして、この馬に対する高評価は、実際の走りを見ても揺るぎないという。飯野氏が続ける。

「軽く走っているつもりでもスピードが出ますし、加速する際もバランスを損なわず、スーッとギアを上げていけます。関節の可動域がとても広くて、フットワークがいいんですね」

 フローレスマジックは、所属する木村哲也厩舎(美浦トレセン/茨城県)に入厩。このままデビューへ向けて最終調整が進められていく。

 スタッフも力を込める素質の持ち主は、夏の新潟でどんなパフォーマンスを見せるのか。暑さを吹き飛ばすような快走を披露してくれることを期待したい。