コース適性はナンバー1。あるぞ、ラブリーデイの宝塚記念連覇 (3ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 ただ、そこまでの快進撃に比べると、その後の成績には物足りなさを感じざるを得ない。天皇賞・秋のあと、ジャパンカップ(東京・芝2400m)では3着と健闘するも、有馬記念(中山・芝2500m)では人気(2番人気)を裏切って5着。さらに、年明け初戦となった大阪杯(4月3日/阪神・芝2000m)、続く香港遠征で挑んだ国際GIクイーンエリザベスII世カップ(4月24日/香港・芝2000m)も、ともに4着と振るわなかった。

 どこか、以前のラブリーデイに戻ってしまったような“イマイチ”ぶり。そのため、最近は「昨年の天皇賞・秋の頃が競走馬としてのピークだった」という声や、「そもそもそんなに強い馬なの?」といった揶揄(やゆ)まで聞こえてくる始末だ。

 そうなると、今年の宝塚記念(6月26日)において、ラブリーデイが連覇を遂げることはやはり厳しいのか。昨年のクラシック二冠馬ドゥラメンテ(牡4歳)をはじめ、強力な4歳勢が参戦してくることを考えれば、その勝ち目はますます薄いように思えてくる。

ラブリーデイが前年覇者の意地を見せるかラブリーデイが前年覇者の意地を見せるか しかし、こうした懸念を漏らすと、前出の専門紙記者が猛反発してきた。

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