競馬とカーレースは似ている。星野一樹がぶっちぎりでダービー予想

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 スマートオーディンは前走が文句なしの内容でした。共同通信杯の敗因だけハテナマークがつきますが、ちょっと引っ掛かったのかなと思います。折り合えれば、上位に来ると思います。

 リオンディーズは、自分でレースを作って勝っていないように見えるんですよね。朝日杯フューチュリティSも、自分であの位置に下げてというよりは、能力があったから結果として勝った、という印象で、その分勝ちに行くと結果が出ていません。ダービーを押し切るまではどうかな? という感じです。

 マカヒキも能力は認めつつも距離に不安があります。マイルから2000mがベストというイメージで、2400mでこれまでのような末脚が出るのか疑問です。

 プロディガルサンは去年、芙蓉Sを勝ったときに、この馬が来年のダービー馬かなと思いました。その後はちょっと伸び悩んでいるようで、よくなるのはもっと先かなとも思いつつ、ここで走るかもしれない、走られて買ってなかったらイヤだな、と(笑)。

 ヴァンキッシュランは青葉賞がとても強かったと思います。ただ、青葉賞組は本番で勝てないんですよね。個人的にはもう1週間隔があれば、もう少し重い印を打ちたい感じです。

 日本ダービーは、僕にとっては他のGIとは段違いで、ナンバーワン中のナンバーワンのレースです。一生に一度というのは、カーレースでは例えようがないですし、小さい頃野球をやっていたので、甲子園のような重みを感じます。誰もがここをまずは目指す、ここのために頑張るというレースは他にないですからね。

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