オークスまであと5日。3歳世代の「最強牝馬」がついに見えた (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 3位は、ロッテンマイヤー。新星チェッキーノには抜かれたものの、前回よりもポイントを加算して順位をキープした。

吉田氏

「久々の忘れな草賞(1着。4月10日/阪神・芝2000m)は、8~9割程度の状態。楽な競馬だったとはいえ、それでいてしっかりと結果を残せたことが、オークスにつながると思いました。長いつなぎで、適度なクッション性があって、優れたスピード持続力が武器。胴長+脚長で、気性も素直と、クロフネ産駒らしくないのが特徴です。母父アグネスタキオンのよさがよく出ています。この中間には、坂路で好時計をマーク。オークスの舞台、さらに状態面の伸びしろを踏まえれば、楽しみな1頭です」

本誌競馬班

「ビワハイジの一族で、叔母がブエナビスタという血統背景が魅力。大舞台での一発が期待できます」

 4位は、フラワーC(3月21日/中山・芝1800m)の覇者エンジェルフェイス。桜花賞をパスしてオークスへと向かうが、そのゆったりとしたローテンションは、吉と出るか、凶と出るか。

木南氏

「フラワーCを勝ったあと、オークスに的を絞ったのはいいと思ったのですが、オークスへ直行というのは意外でした。それでも、ここ一番に向けてきっちり仕上げてくる藤原英昭厩舎。鞍上もルメール騎手で、非常に怖い1頭です。血統的に2400mは未知数ですが、桜花賞馬のジュエラー同様、500kg前後ある馬体からスケールの大きさを感じます。関東への輸送を経験している点も強みになるでしょう」

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