NHKマイルC、今度こそメジャーエンブレムが得意の舞台で巻き返す
ブレイブスマッシュ(牡3歳、美浦・小笠倫弘厩舎)は同コースで行なわれた昨年のサウジアラビアロイヤルCでイモータルを破り、重賞制覇を収めている。前走のGIIIファルコンSではトウショウドラフタと同じ脚いろで伸びて1馬身3/4差の2着。左回りでは5戦して1勝2着4回と連を外していない。父トーセンファントムはGIII東京スポーツ杯2歳S2着と実績は目立たないが、その父ネオユニヴァースは桜花賞馬ジュエラーの父ヴィクトワールピサと同じという“旬”な血統でもある。加えて、ダイワメジャーやダイワスカーレットとも同じスカーレットインク牝系ということもあり、3歳マイルGI向きの血統とも言える。
トライアルのGIIニュージーランドTを勝ったダンツプリウス(牡3歳、栗東・山内研二厩舎)はブライアンズタイムの23世代目の産駒。父にとっては2006年GIII京都金杯のビッグプラネット以来10年ぶりの芝マイル重賞勝ちだった。GIでは、馬券に絡んだのは2002年GI安田記念2着のダンツフレーム、勝利は1998年GI桜花賞のファレノプシスまで遡る。昨今では、GIで勝ち負けするのはなかなか難しい血統と言えるだろう。
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