桜花賞の再現か。皐月賞で「3強崩し」を狙える馬は4頭いる

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 なお“3強崩し”を遂げた馬にはあと、2009年に2着と好走したトライアンフマーチがいる。同馬は、展開が味方しての大駆けだった。先行したリーチザクラウンやロジユニヴァースがハイペースに飲まれて沈む中、最後方から追い込んできたのである。

 ただ今年の場合、「3強」はいずれも中団から後方待機の差し馬。もしトライアンフマーチのように展開を利して上位に食い込むとすれば、「3強」が後方でけん制し合っている間に逃げ込むか、先行して早めに抜け出せる馬だろう。

 その観点から候補馬をピックアップすると、先手が取れる前述のエアスピネル。さらに人気薄で考えれば、新馬戦で逃げ切り勝ちを収め、GIII京成杯(1月17日/中山・芝2000m)でも先行して快勝したプロフェット(父ハービンジャー)あたりか。

「3強」の争いに沸く皐月賞だが、何が起こるかわからないのがクラシック。先週の桜花賞でも、断然人気のメジャーエンブレムが4着に沈んだ。皐月賞でも同じことが起こらないとは限らない。


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