ルメールが語るメジャーエンブレム「僕は邪魔しないように乗るだけ」 (5ページ目)

  • 新山藍朗●構成 text&photo by Niiyama Airo

――ルメール騎手は、2005年にフランスで、ディヴァインプロポーションズという馬で、日本の桜花賞にあたる仏1000ギニーと、仏オークスの二冠を達成しました。あのときも、1000ギニーで圧勝しながら、オークスでは距離不安が囁かれていたと聞いています。

「ディヴァインプロポーションズは、現役時代の戦績が10戦9勝。負けた10戦目にしても、レース中のケガによるものでした。とにかく、すごく強い馬でしたよ。だから、3歳春の時点ではライバルなんていなかったし、オークスでも距離なんて関係なく、彼女が勝つしかなかった。そういうレースでした。とはいえ、体つきやレースぶり、それにメンタル面など、すべてにおいて本質はマイラーだったと思います。

 メジャーエンブレムもそのタイプです。でも、本質はマイラーであっても、能力で圧倒すれば、2400mのレースでも勝てるんです。その意味では、オークスも楽しみですね」

――ともあれ、まずは桜花賞。勝利を信じていいでしょうか?

「ダイジョウブ! トラスト・ミー(笑)」

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