ルメールが語るメジャーエンブレム「僕は邪魔しないように乗るだけ」 (4ページ目)

  • 新山藍朗●構成 text&photo by Niiyama Airo

――桜花賞に向けて、何か課題とか、メジャーエンブレムに対する注文などはありますか。

「何もないです」

――では、自信満々で桜花賞を迎えられるということですね。

「オフ・コース! メジャーエンブレムみたいな強い馬に乗るのに『自信がない』なんて言ったら、他のすべての馬に乗っても自信がない、ということになってしまいますよ(笑)。トライアル戦を勝ち上がってきた馬たちと比べても、彼女のほうが能力は上。世代トップだという自信があります」

――ライバルとなるのは、前哨戦のチューリップ賞(3月5日/阪神・芝1600m)で上位を争った、1着シンハライト(牝3歳)、2着ジュエラー(牝3歳)といったところでしょうか。

「馬のタイプが違うし、(2頭とも)一緒に戦ったことがないから比較するのは難しいけど、あの2頭は確かにライバルになりそうです。特に、イケゾエさんの馬ね(池添謙一騎手騎乗のシンハライト)」

――オークス(5月22日/東京・芝2400m)についてはいかがでしょうか。血統面やレースぶりから見て、距離が2400mに延びるのは、少なくともプラスになるとは思えませんが……。

「正直なところ、何とも言えませんね。ペースとか、展開とか、いろいろな要素が噛み合って彼女の走りができれば、距離は問題ないと思いますが、おっしゃるとおり、距離が延びていい、というタイプではないかもしれませんね」

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