2016.02.20

フェブラリーSの狙いは明け4歳馬。穴なら牝馬のホワイトフーガ

 一方、武蔵野Sでノンコノユメの後塵を拝したモーニン(3着)。当時は、スタートしてすぐに他馬に寄られて、少し馬がエキサイトしたように見えました。現に向こう正面では、中団から一気にポジションを上げていきましたからね。そこで、少し体力を消耗してしまった感があります。

 さらに、4コーナーでは内にいた馬を押さえ込むように回っていきましたが、ここでも接触があったかもしれません。パトロールビデオを見るとよくわかるのですが、その内の馬とはゴールまでずっと競り合っていました。その分、相当激しい競馬をしてしまったと思います。

 それらのことを踏まえると、ノンコノユメとの勝負づけはまだ済んでいないと思われます。その後、無理にレースを使わずに年明けまで待機していたのも、今回のレースでの逆転を見据えてのことでしょう。そして実際、前走の根岸S(1月31日/東京・ダート1400m)では、体も戻して本当にいい体になっていました。勝ったレース内容も着差以上の完勝でした。

 今回の鞍上は、ミルコ・デムーロ騎手。初めて手綱をとりますが、モーニンはわずか6戦というキャリアの中で、4人のジョッキーが騎乗して5勝しています。特にクセのあるタイプではないので、問題はないでしょう。第一、M・デムーロ騎手は先週の京都記念でも、初騎乗のサトノクラウンを勝利に導いています。「優勝請負人」と言えるほど、大舞台で勝ちまくっている名手です。まったく不安はありません。

 振り返れば、チャンピオンズCは、サンビスタ騎乗のM・デムーロ騎手と、ノンコノユメの鞍上クリストフ・ルメール騎手という、外国人騎手によるワンツーでした。フェブラリーSでも、その再現は十分にありそうですね。

牝馬とはいえ、侮れないホワイトフーガ さて、今回の「ヒモ穴馬」は、やはり明け4歳馬という点に注目し、牝馬ですが、ホワイトフーガ(牝4歳)を取り上げたいと思います。

 ここまで11戦して6勝。大崩れしたのは、芝の重賞フラワーC(16着。2015年3月21日/中山・芝1800m)と、その直後の伏竜S(7着。4月5日/中山・ダート1800m)だけです。伏竜Sにしても、クロスクリーガーやリアファルといった強豪牡馬を相手に逃げを打って、目標とされる厳しい競馬を強いられたことが響いたもの。それ以外のダート戦では、常に好走して底を見せていません。

 特に伏竜Sのあと、端午S(5月3日/京都・ダート1400m)の勝利は圧巻でした。今ではオープン特別も勝っているブルドックボス(牡4歳)や、オープン入りしたカフジテイク(牡4歳)らを子ども扱い。しかも、馬群を割ってインから抜け出してきたレースぶりは、牝馬とは思えぬ迫力を感じました。

 それ以降は、地方交流重賞の牝馬限定戦ばかり使われてきました。そのため、それほど注目されていないようですが、牡馬一線級相手でも勝負になるポテンシャルを秘めていると思います。

 チャンピオンズC3着のサウンドトゥルーは、同じ高木登厩舎で、鞍上も同じく大野拓弥騎手。今回、サウンドトゥルーを使わないのは、実はホワイトフーガにそれだけ自信があるから......そんな勘ぐりを入れたくなりますね。好レースが期待できそうです。

大西直宏オフィシャルブログ>