桜花賞まで3カ月。「本命」メジャーエンブレムに敵なしか?

  • text by Sportiva
  • photo by Kyodo News

   1位は、メジャーエンブレム。阪神JFを圧勝して、完全に頭ひとつ抜けた存在となった。JRA賞と同じく、こちらも満場一致で1位の評価を得た。

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「アルテミスS(2015年10月31日/東京・芝1600m)では、レース前半での力みが課題として浮き彫りになったものの、大一番の阪神JFではしっかりとその課題を克服。引っかかる馬に外から絡まれながらも、自分のペースを守って危なげない勝利を飾りました。懸念された長距離輸送も難なくクリア。未対戦の馬にはチャンスが残されていると思いますが、一度戦った馬たちに逆転を許すことはないでしょう」

木南友輔氏(日刊スポーツ)
「阪神JFは、鞍上のルメール騎手が自信を持って騎乗し、早め先頭からあっさり快勝。力の違いを見せつけました。さらに驚いたのは、レース後。まったく息が切れていなかったことです。格の違いを感じましたね。唯一の弱点というか、不安点を挙げるとすれば、切れ味勝負となったときでしょうか」

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)

「阪神JFでは、その能力を遺憾なく発揮。2着に2馬身差をつけて、現状この世代では一枚上と見ていいのではないでしょうか。問題は、かかる気性。レースでは自ら先陣を切ってペースを上げていかないと、スローの上がり勝負になると厳しいと思います。ただ、そのあたりのことは、今後もレースを熟知したルメール騎手が乗り続ける限り、問題ないでしょう。少なくとも、桜花賞までは中心的な存在と見ていいと思います」

2 / 5

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る