金杯で乾杯! 2016年の運だめしは、この良血馬4頭で勝負 (3ページ目)

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki photo by AFLO

 ベルーフ(父ハービンジャー)は、同じ中山芝2000mで行なわれた昨年のGIII京成杯の勝ち馬。その後のクラシック戦線での活躍が期待されたが、GI菊花賞の6着が最高に終わった。しかし、この牝系はステイゴールドやショウナンパンドラがそうであったように、3歳秋以降、そして古馬になってから開花する血統だ。ゲンのいいこのコースで、2016年の飛躍をアピールしたい。

 以上、GIII中山金杯は上記4頭を中心に狙ってみたい。

 同日に行なわれるGIII京都金杯(芝1600m)の注目馬も1頭だけ挙げておこう。ミッキーラブソング(父キングカメハメハ)は母がGIヴィクトリアマイルを勝ったコイウタという良血馬。母の父は先日死亡したフジキセキ。昨年の同レースで17着と敗れており、最近は1200~1400mの成績が目立つが、この距離でもハマれば、おもしろいだろう。

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