今年10戦目! 働き者ラブリーデイは有馬記念で好走できるか? (4ページ目)

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

【血統】
 父キングカメハメハ産駒のGI有馬記念成績を見てみよう。過去、GI有馬記念には延べ11頭が出走し、勝利はないが2着1回3着3回。昨年のトゥザワールドが9番人気で2着、2011年トゥザグローリーが9番人気3着、2010年トゥザグローリーが14番人気3着と、人気薄の好走が目立っている。ただ、中山芝2500mにおける全条件の成績を見ると、過去45戦3勝。勝ち鞍は1000万下のみで重賞勝ちはなく、勝率6.7%、連対率11.1%という数字。キングカメハメハ産駒としては得意ではない条件と言えるだろう。

●結論
キングカメハメハ産駒にとって得意ではない条件

【まとめ】
 以上、あらゆるファクターからラブリーデイの勝算を占ってみたが、どちらかというとマイナス条件が多く見受けられた。しかし、中山コース向きの器用さを持つという強みもあり、スタミナが要求されないスローペースになって自身が好位で主導権を握れば、勝利の可能性は決して低くないだろう。秋4戦目となるので疲労が残っていないか、直前の追い切りと当日の状態も要チェックして、馬券に反映したい。

※成績は12月13日現在

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