【競馬】阪神JF、佐々木竹見が思わず唸った谷桃子の「勝負馬券」 (2ページ目)

 阪神JFでは、逃げ、先行馬はほとんど来ていないじゃないですか。過去10年を振り返っても、逃げ、先行馬は一頭も勝っていません。展開にもよると思うのですが、有力視するなら、やはり差し馬なのでしょうか。

佐々木 終(しま)いの脚を生かして来る馬も、あくまで展開次第ですよ。でも、いつも頭数がそろっているレースだからね、キャリアの浅い若駒だと、前が詰まったりしたら、抜け出して来られない場合もあるから。

佐々木竹見(ささき・たけみ)1941年11月3日生まれ。青森県出身。2001年の引退までトップジョッキーとして活躍。南関東リーディングを通算17回獲得し、年間最多勝利の世界記録を打ち立てるなど、数々の偉業も成し遂げた。生涯通算7153勝。現在は競馬評論家としてさまざまなメディアで活躍中。佐々木竹見(ささき・たけみ)1941年11月3日生まれ。青森県出身。2001年の引退までトップジョッキーとして活躍。南関東リーディングを通算17回獲得し、年間最多勝利の世界記録を打ち立てるなど、数々の偉業も成し遂げた。生涯通算7153勝。現在は競馬評論家としてさまざまなメディアで活躍中。――佐々木さんがもし騎乗できるとしたら、どの馬に乗ってみたいですか。

佐々木 僕は、やっぱり岩田くんが乗るブランボヌールだね。あとは、メジャーエンブレム(牝2歳)に、キャンディバローズ(牝2歳)、それにアットザシーサイド(牝2歳)だね。

――アルテミスS(10月31日/東京・芝1600m)で、メジャーエンブレムを負かしているデンコウアンジュ(牝2歳)は、どう評価していますか。

 デンコウアンジュは、私もすごく気になっています。アルテミスSでは(道中)だいぶ後ろにいましたよね。それが、直線に入って(前方馬群を)一気にゴボウ抜き。いやぁ、すごかったです。未勝利戦でも後方から差し切り勝ち。すごい脚を持っていますよね。

佐々木 確かに終いのいい馬だから、今回もテンが速くなれば、いいところは見せられると思うよ。

――"サイン派"の谷さんは、菊花賞ではキタサンブラックが2枠に入って、2枠の「黒」と「ブラック」が共通するということで、キタサンブラックを購入。また、ラグビー日本代表の五郎丸選手がプレゼンターを務めたジャパンカップでは、五郎丸選手の背番号「15」にちなんで、馬番15番のショウナンパンドラで勝負して、それぞれ馬券を的中させたと聞いています。今回も、何か"サイン"を探していると思うのですが、デンコウアンジュにつながる"サイン"はありましたか。

 それがまだ、ないんです。

――でも、デンコウアンジュのことは相当気になっているようですから、"サイン"が見つからなくても、馬券対象に入れたほうがいいかもしれませんね。

(デンコウアンジュの)出遅れ癖がちょっと引っかかっているんですよね。でも、大丈夫かなぁ......。前2走とも、出遅れながら勝っていますもんね。

佐々木 今年はまだ"これ"っていう、ズバ抜けて強い馬がいないから、(デンコウアンジュにも)チャンスはあるんじゃないかな。

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