【競馬】来春のクラシックに挑む、2歳牝馬ランキング発表!

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 4位は2頭。ファンタジーSの勝ち馬キャンディバローズと、ラルク(牝2歳/ディープインパクト)が同ポイントだった。ラルクは新馬戦を勝ったばかりだが、話題の血統馬ということもあって、高ポイントを獲得した。

本誌競馬班
「好メンバーがそろったファンタジーSを勝利したキャンディバローズ。その実績を素直に評価したいと思います」

土屋氏
「キャンディバローズは、一戦ごとに力をつけているという印象があり、半姉ファインチョイスよりも成長力を感じます。小柄な馬なので、オークスよりは桜花賞が楽しみ」

吉田氏
「ラルクに関しては、体全体を使ったパドックでの歩きと、ストライドの大きい実戦での走りから、一流の資質を存分に感じます。加えて、スタートセンスがあって、精神面がしっかりしているのも、強調材料です。マイル戦の新馬では、残り1ハロンを流しながらも1分35秒4と、その時計も優秀でした。新馬を勝ったあとは、成長をうながして来年に備えるあたりも、期待の大きさを物語っています。素材は、間違いなくGI級です」

 ベスト5入りしなかった馬の中では、吉田氏がシンハライト(牝2歳/父ディープインパクト)を2位に、市丸氏がクロコスミア(牝2歳/父ステイゴールド)を3位にリストアップした。

吉田氏
「シンハライトは、全兄のアダムスピークをはじめ、活力のある血筋。この血統を知り尽くしている石坂正厩舎が、新馬勝ち後はゆっくりと体質強化に努めており、この馬も血統に違(たが)わぬ走りが期待できます」

市丸氏
「アルテミスS3着のクロコスミア。1、2着馬には離されたものの、次走の500万条件・赤松賞(11月21日/東京・芝1600m)を順当に勝ち上がって、力のあるところを見せました。すでに7戦を消化し、それほど上がり目があるとは思えませんが、阪神JFや桜花賞の舞台ではキャリアがモノを言う可能性もあって、今後の走りに注目です」

 来春のクラシックへ向けて、いよいよ本格化する熾烈な争いから目が離せない。

◆次週は、2歳牡馬ランキングを発表!

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