【競馬】ジャパンカップ的中へ、クセ馬ゴールドシップを徹底データ解析 (4ページ目)

  • 平出貴昭(サラブレッド血統センター)●文 text by Hiraide Takaaki  村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

【騎手】
 最後に、騎手について見てみよう。今回騎乗を予定しているのは横山典弘騎手。ゴールドシップとは5戦2勝(2014年宝塚記念、2015年天皇賞・春)と息の合ったコンビだが、同騎手のジャパンカップ成績は16戦0勝〔0-1-1-14〕とイマイチ。東京芝2400mは日本ダービー2勝(2009年ロジユニヴァース、2014年ワンアンドオンリー)、オークス1勝(2010年サンテミリオン)と大レースを勝っているが、通算では261戦20勝(勝率7.7%、連対率16.1%)と、他の条件に比べても目立って劣る成績が残っている。

●結論
 横山典弘騎手は東京芝2400m不得意

【まとめ】
 以上、様々なアプローチからゴールドシップの取捨を分析したが、強調材料は少なく、不安材料が目立つ結果となってしまった。データ上は厳しいが、ゴールドシップは常識にとらわれない個性派。不安説のあった天皇賞・春を勝利し、確勝ムードだった宝塚記念ではまさかの大出遅れで大敗したように、逆に今回のような不安材料満載の時こそ「買い」なのかもしれない。そういったことを踏まえて、ゴールドシップの馬券を買うか決めて欲しい。どちらにせよ、勝っても負けてもゴールドシップらしい走りを見せて欲しいものである。

※成績は11月15日現在


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