【競馬】谷桃子が必勝を期す、エリザベス女王杯の「80万馬券」

――ルージュバックについては、オークスからの長期休養明け、というのが気になりませんか。

佐々木 帰厩してすぐの頃はまだ太かったみたいだけど、徐々に馬体も締まって、週ごとによくなってきているみたいだよ。あとは、レース当日のパドックで落ち着いていれば、力は出せると思う。

――古馬勢の評価はいかがでしょうか。昨年の1、2着馬、ラキシス(牝5歳)とヌーヴォレコルト(牝4歳)が今年も有力視されています。

佐々木 ラキシスは、前走の京都大賞典(10月12日/京都・芝2400m)で牡馬相手に4着に終わった。でも、勝ったラブリーデイ(牡5歳)は、次のGI天皇賞・秋も制しているから、相手が強かった。春には大阪杯(4月5日/阪神・芝2000m)でダービー馬のキズナに完勝しているし、牝馬同士となる今回は勝ち負けだろう。

ヌーヴォレコルトの安定性を評価する佐々木氏。ヌーヴォレコルトの安定性を評価する佐々木氏。――ヌーヴォレコルトはどうですか。この馬も今年、牡馬相手にGIIの中山記念(3月1日/中山・芝1800m)を勝っています。

佐々木 安定感なら、この馬だろうね。前走2着だったオールカマー(9月27日/中山・芝2200m)では、勝ったショウナンパンドラにこそ1馬身半の差をつけられたけど、3着以下の後続には2馬身差をつけていた。ショウナンパンドラが不在のここは、やっぱり上に来るだろうね。

――穴馬として、気になる馬はいますか。古馬勢の中には府中牝馬S(10月17日/東京・芝1800m)を叩いて、ここに挑んでくる馬が数多くいますが。

佐々木 その組なら、勝ったノボリディアーナ(牝5歳)よりも、2着のスマートレイアー(牝5歳)に注目かな。あのレースでは、直線で狭くなっていたからね。スムーズだったら、もう少し際どかったと思うよ。それと、穴ならメイショウマンボ(牝5歳)。

――メイショウマンボはGI3勝馬ですが、府中牝馬Sでも14着。牝馬は一度スランプになってしまうと、なかなか元に戻るのは難しいと聞きます。なかなか浮上のきっかけがつかめていないように見えますが、復活があるのでしょうか。

佐々木 昨年もちょっと期待して見ていたんだけど、やはり厳しい結果に終わった(12着)。でも、2年前に勝ったときのような、走る気持ちが戻ってくれば、やれてもおかしくないと思う。

――では、最後にまとめていただきたいと思います。

佐々木 ヌーヴォレコルトが一番手。次いで、タッチングスピーチ、ラキシス、クイーンズリング、それとルージュバックまでが上位評価だね。そして、穴でメイショウマンボといったところかな。

――ありがとうございました。

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