【競馬】谷桃子が必勝を期す、エリザベス女王杯の「80万馬券」

佐々木竹見が指南!
谷桃子の「GI勝負馬券」

エリザベス女王杯について分析する佐々木竹見氏(右)と谷桃子さん(左)。エリザベス女王杯について分析する佐々木竹見氏(右)と谷桃子さん(左)。"競馬通"で知られるタレントの谷桃子が、"鉄人"佐々木竹見元ジョッキーのレクチャーを受けて、GIレースの予想に挑む本コーナー。第2弾は、3歳以上の牝馬による「女王決定戦」エリザベス女王杯(11月15日/京都・芝2200m)だ。独自の視点で、これまでもビッグレースで高配当を手にしてきた谷桃子。佐々木氏の見解を参考にして、今回はどの馬で勝負するのだろうか――。

――今回はまず、佐々木竹見さんの見解をうかがってから、最後に谷桃子さんの予想を発表してもらいたいと思います。さて早速ですが、今年のエリザベス女王杯は、牝馬二冠(オークス、秋華賞)を遂げたミッキークイーン(牝3歳)がジャパンカップ(11月29日/東京・芝2400m)参戦を決めて、桜花賞馬のレッツゴードンキ(牝3歳)も不参加。3歳勢はやや手薄なメンバーです。一方の古馬勢も、最有力候補のショウナンパンドラ(牝4歳)が天皇賞・秋(11月1日/東京・芝2000m)、ジャパンカップという牡馬相手の"王道路線"を選択。ともに世代を代表する実力馬が不在なのは、ちょっと残念です。

佐々木竹見(以下、佐々木)その分、古馬勢には条件戦を勝ち上がったばかりの馬が結構いるね。そういう意味では、いろいろな馬にチャンスが出てくるんじゃないかな。

――先に3歳勢の有力馬についてうかがいたいのですが、秋華賞(10月18日/京都・芝2000m)で2着に入ったクイーンズリング(牝3歳)のことはどう見ていますか。

佐々木(秋華賞は)休み明け2戦目でしっかりと変わったね。

――前回、秋華賞の前にお話をうかがったとき、クイーンズリングは前哨戦のローズS(5着。9月20日/阪神・芝1800m)の際に、鞍上のミルコ・デムーロ騎手が直線でムチを落としたことが話題に上がりました。そこで佐々木さんが、「ムチを落とさなければ(秋華賞では)もっとやれる」とおっしゃっていましたが、そのとおりになりましたね。勝ったミッキークイーンにはクビ差で敗れましたが、3着馬以下には1馬身以上の差をつけました。

佐々木 古馬相手のここでも、軽視はできないと思いますよ。

――タッチングスピーチ(牝3歳)はいかがですか。秋華賞では2番人気に推されたので、もう少し前で競馬をすると思ったのですが、快勝したローズSと同様、後方からの競馬でした。秋華賞が行なわれる京都・芝2000mは内回りコースで、谷さんが「直線が短いので、仕掛けが遅くなると間に合わないのでは......」と懸念されていましたが、まさにそのとおりの内容で6着に終わりました。

佐々木 それでも(4コーナーで)外へ回したにもかかわらず、最後までよく伸びていた。今度は、直線の長い外回りコースに替わる。タッチングスピーチにとっては、それがいいほうに出るんじゃないかな。

 それと、3歳馬で今回期待しているのは、戸崎(圭太)くんが手綱をとるルージュバック(牝3歳)。桜花賞(9着。4月12日/阪神・芝1600m)では馬群に包まれて力を出せなかったけど、オークス(5月24日/東京・芝2400m)では2着に来ているし、ここでもやれる力はあると思うよ。

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