【競馬】プロが断言! この秋に狙える「オススメの一頭」 (3ページ目)

  • 土屋真光●構成 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

吉田順一氏(馬三郎)推奨
ダノンリバティ(牡3歳/父キングカメハメハ)
戦績:10戦2勝、2着3回、着外5回
「春まではクラシックを意識したローテーションを歩みましたが、デビュー9戦目でダート路線に変更。その初戦となるGIIIレパードS(8月9日/新潟・ダート1800m)で、今年の3歳世代でエース級のクロスクリーガー(牡3歳)にコンマ1秒差の2着と好走しました。早め、早めに押し上げていきながら、最後まで伸び切った内容は、勝ち馬を上回るものでした。

 さらに、次戦のBSN賞(8月29日/新潟・ダート1800m)では、重賞常連の古馬勢を一蹴。着差以上の完勝劇を披露し、改めて能力の高さを証明しました。

 父は、万能型のキングカメハメハ。母は、サカラート、ヴァーミリアン、キングスエンブレムら、ダート重賞馬を兄弟に持つスカーレットベル。その血統背景からしても、ダート戦線で大きな仕事をやってのけるだけの“器”だと思います」


豊島俊介氏(デイリースポーツ)推奨
マッサビエル(牡3歳/父ハービンジャー)
戦績:4戦3勝、2着1回
「2歳の12月にデビューして以来、2カ月に1走という、ゆったりとしたローテーションを組んでいるマッサビエル。4戦目の1000万条件、芦ノ湖特別(6月21日/東京・芝2400m)では、初の古馬との対戦ながら、2着以下に2馬身半差をつけて圧勝しました。

 祖母はGI5勝のメジロドーベル、母の父がサンデーサイレンスで、父がハービンジャーという血統のイメージどおり、とにかくスケール感のある馬。切れ味も一級品です。神戸新聞杯で同世代の重賞ウイナーと対決しますが、あっさりと突破しそうなムードがあります。そのまま本番の菊花賞でも、最有力候補になると言っても過言ではないでしょう」

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