【競馬】プロが断言! この秋に狙える「オススメの一頭」 (2ページ目)

  • 土屋真光●構成 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

今春重賞馬となった快速馬のエイシンヒカリ(左)。この秋、さらなる飛躍が期待される。今春重賞馬となった快速馬のエイシンヒカリ(左)。この秋、さらなる飛躍が期待される。若原隆宏氏(中日新聞)推奨
エイシンヒカリ(牡4歳/父ディープインパクト)
戦績:8戦7勝、着外1回
「前走のエプソムカップ(6月14日/東京・芝1800m)こそ、後続を1馬身ほど離しての"行儀のいい"逃げ方に見えましたが、よどみのないハイラップがそういった形を実現させただけ。自らどんどん行ってしまう気性が、大幅に改善されたわけではありません。

 とはいえ、行けるだけ行ってスピードで押し切るレースぶりは、サラブレッドの(気性的な要因を除いた)フィジカルの限界がどこにあるのか、それを示してくれているような気がします。その"天井"がどこにあるのか、エイシンヒカリの走りを通して見てみたいですね。

 自分が『獣医師となって厩舎社会に飛び込もう』という意欲に燃えていた大学1年生のとき、快速を飛ばして連勝街道(重賞5連勝)をばく進していたのが、サイレンススズカ(1998年宝塚記念優勝)でした。エイシンヒカリへの期待は、あの"続き"が見たい、という個人的な感傷もいくばくかあります」

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